「誰だよomenannkasinebaii.****-****@docomo.ne.jpって―…」

あたしは戸惑いながら言った。

「知らないの」

ガツンッ

「!」

窓からだった。

ガラッ

「……石?」

「石に何か付いとる」

誰かが石を投げたみたい。

「手紙?なんだろ…」

《奏太が死んだのは、とめなかったあんたのせいよ。》

ズキッ

あたしの…、せい。

《詫として死ねよカス。ブス。キモいんですけど。》

さっきのメールの発信者と同じ人かも…。

《奏太と東がいるのに、新しい男かよ。調子のんな出目金(笑)》

「学校の友達かも…」

「ひでー。無視しろよ。何かあったら俺に言え。ぶっ飛ばしたる」

「うん…」