どうしよう。 ついに隣に座っちゃった…。 雨の日にはいつも来ている彼。 私は毎日来てるんだけど…。 やっぱり彼は雨の日しかこないみたい。 私のこと、知ってるかな。 あの日、泣いてた私に 声をかけるわけでもなく、ただ優しく見てくれていた。 それだけで、すごく安心したんだ。 それまで不安で折れてしまいそうだった心は… 今では 彼の優しげな目が忘れられなくて、 焦がれ、憂いている。