独眼狼ーワンアイウルフー




『お前の母…いや、育ての親か。弥生は…まだ生きているのか?』


理由も知らないが両親に捨てられた自分を育ててくれた母、宮武弥生の古くの知り合いだと言ったアルバート。

そして、名前も顔も知らぬ自分の父と母も知っていると言った…。


『……もしお前がゲンブを倒せたなら全部、話してやるよ』


倒さなければならない。

そして、オレは―……



『おい、タスク』
『へ?』


通信機から響くケビィンの声で、タスクの意識が現実に戻った。

内部通信らしく他のメンバーの声はない。


『遅れてるぞ、ボーッとすんなよ?』


ケビィンに言われ、辺りを見回すと確かに他のメンバーとの距離が大分離れていた。

タスクは急いでベアを走らせ、自分の目の前にいるアーマードベアとの距離を詰める。


『すいませんっ、ケビィンさん』
『……お前この前の事、考えてたんだろ?』