「ん~…良いよ~
…んで…どっか店決まってるん??」

あたしがOKすると真希はすっごくウレシそうに夜の仕事の求人誌をペラペラ…。

「ここは?
良さそうちゃぅ?」

「ん~…」

スタート時給3000円で送りアリ。

お店も100坪あると書いてある。


さっそく店に電話をかけた。

対応も良く面接も今日してくれると言う。

あたし達は急いで準備にとりかかる。

いつもより濃いめに化粧をした。

白いスプリングコートに黒のブーツ。

ブランドものの鞄に、キレイに巻いた髪。

…"見た目だけならヘタなキャバ嬢には負けてない"…。

なんてふざけながらお店に向かった。