「よし・・・じゃあ、さっそく子作りや!」



「部長~!早すぎですって!」




新年を迎えて最初のキスは、涙が出そうなキスだった。




真奈美は、ゆっくりと目を開けて言った。




「荒海部長に会えて、良かった。大好き」




「俺もやで・・・もう俺の嫁やから、コンパとか行くなよ」




「行ってないよ。もう運命の相手見つけたもん」




「ほんまか?うちの会社コンパ多いから俺心配やねんで。こう見えて、やきもち焼きやし・・・」




俺はキスをした。




真奈美は少し笑って、頷いた。




「知ってるよ。部長、私が他の人としゃべってたら、ちょっとすねた顔してるでしょ?」




「バレとったん?お前もいっつもすねとるやろ!!」




愛を確かめ合った俺と真奈美は、浴衣を脱いだままふとんの中でくっついて眠った。