目を閉じても、隣にいる真奈美の温もりを感じる。 目を開けると、一足先に願い終えた真奈美がにっこりと俺に微笑んだ。 また手を繋ぎ合う。 俺の願いは ただひとつ。 「結婚せーへんか?」 マフラーを鼻の下まで巻いた真奈美は、立ち止まり、俺を見上げた。 「え・・・」 「聞こえへんかった?」 俺は真奈美のマフラーを鼻の上まで上げた。 「したいしたいしたい!!!私で・・・いいの?」 泣くなやぁ・・・ めっちゃかわいいし!