「お前のおかげやで・・・」





抱き寄せてしまった。






山口が、今自分の胸の中にいるんだってことが、不思議だった。





「部長、私・・・ずっと部長のことが・・・」






山口は、目を潤ませて俺を見つめた。





俺のこと・・・?