「夢って、どんな?」
「暴力とか前の学校であった事とか…」
そう言った瞬間、リュウの眉は一気により目が細まり、そんなリュウを気にする事なくあたしは話を続けた。
「今までの事が蘇ってくるの。ただ唯一その時、信頼できると思ってた彼氏がいた。でも、あたしに暴力振るって助けてくれなかった。いくら頼っても助けてくれなかった…。
あたしの身近にいる人でさえも…
だから言ったじゃん、人は信じられないって。
いくら助けを望んでも人は助けてくれない。だから、その時の出来事が今だに夢に出てくんの。
眠ったら…
目を閉じたら…
出てくるから怖いの。暗闇が怖いの…たから―――…」
「もういい」
張り上げるあたしの言葉を遮りリュウはそっとあたしの身体を引き寄せた。



