「強くなってるからここまで生きてきたんだよ!さっきも言ったじゃん、人は信じられないって、言ってどうにかなんの?言ったからって何も変わる事ないし同情するだけでしょ?そんな同情なんていらないよ…。リュウにあたしの気持ちなんか分かんないよ。もうほっといてよ、関係ないじゃん」
あたしの中での最大限の声を振り絞りはき捨てた言葉にリュウは軽く舌打ちをした。
「強いと思ってんなら何で手首切ってんだよ」
リュウの低い声で吐かれた言葉に思わずあたしの開いていた口は閉じ、二人のこの空間の中で沈黙が続いた。
張り詰めた二人の間にお互い口も開かず、ただあたしは俯く事しかできなかった。
カチッとライターの音がすると周りに煙が広がる。
何度かリュウが灰皿にタバコを打ち付ける姿を目にしながら、あたしは軽く息を吐く。
もう、帰りたい。
帰ろ…



