涙の欠片


「男に縋りついてんじゃねぇよ」

「可愛いからって何でもありかよ」

「マジでウザイんだけど」


別にいい。別に…

もう、当たり前の様に心の中で呟く言葉もいい加減に疲れてくる。

頭痛い…



「ちょっと来なよ」


そう言われたのは前と同じ昼休みだった。ケバイ顔をした女3人と、その後ろで怯える一人の女。

あたしは深く息を吐き逆らうことなく女達の後を追った。


階段の所に突っ立っている一馬が、あたしに視線を向けてすぐ逸らし手に持っている携帯を耳にあてる。