涙の欠片


最後に飲んだのは4時過ぎだった。まだ飲んでから4時間も経っていない…

だけど、あたしは薬を喉に流し込む。


家を出て20分間歩く。

学校の校門の前で一度止まり、一通り辺りを見回し、翔平とリュウが居ない事を願う。

あの日、以来2人には出会っていない。2人が教室に訪れる事もなかった。


多分あたしが言った“ほっといて”と言う言葉を真に受けたんだと思う。

それならそれでいい。助けてなんてあの2人には死んでも言えない…。って言うか別に助けてもらうつもりもない。


でも、リュウと翔平よりどうしょうもない人物が一人いた。

教室の前の廊下に一つ机が出ている。見れば分かる…


あたしの机だ。