「派手な母親の子だからどーせアンタも浮かれてんでしょ」
ほら、また出た…あたしの母親。
だからあたしは自分の顔が嫌い。憎い。
夜の男と女から産まれたあたしの顔に女達は傷害を与えてくる。
だから嫌。
「なぁ、聞いてんのかよ」
「何とか言えよ」
「今度、あたしの彼氏と話したらアンタの顔潰すよ」
吐き捨てられた3人の内、一人がペットボトルに入っている水を口に含み、そのペットボトルを後ろに怯えながら突っ立っている女に差し出した。
差し出されたペットボトルをあたふたしながら女は受け取り、3人の女の目線はその女からあたしに突き刺さる。



