そんなあたしに翔平達は“何でいんの?”とか“どうした?”とか深く聞いてくる事はなかった。
それはそれなりにあたしは良かった。
もし深く聞かれていたとしても答える気もない。だって、この人達は、ここで話すだけの人達だから…。
それに、そんな事を言ったって…
あたしの中の世間が変わる訳でもない。ってこの時はそう思ってた…
「あれ、リュウじゃん」
不意にあたしの耳に飛び込んできたのは明るい女の声だった。
その方へ顔を向けると派手な女が2人笑顔で近づいてきた。
その女達からリュウに目を向けるとリュウは一気に眉を寄せ小さく舌打ちをし、吸っていたタバコを地面に押し潰した。



