「だから…、だから今でもリュウが好きなの」
リュウの腕を掴む手にあたしは力を入れ、リュウを見上げる。
押さえて、押さえて、押さえ込んできた感情は溢れるばかりで気付けばリュウから離れたくないと思った。
「俺の側から離れて行ったのは、お前だろうが!!」
頭上から落ちてくるリュウの張り上げた声にあたしの頬にまた涙が走る。
リュウの言う通りあたしはリュウから離れて行った。
本当に自分勝手。
「でも…、でも好きなんだよ。リュウが好き…、リュウじゃなきゃ駄目なの…、リュウじゃなきゃ…」
初めてだった。
こんなに想いを伝えたのは…
リュウと一緒に居た時でさえ、こんなに“好き”って言葉を出さなかったのに。
悲しくって、辛くって、切ないほど思ってる想いは口から出てくる。
そのままリュウの胸にあたしは顔を埋めた。
「リュウと一緒に居たい…」



