上がった瞬間、あたしの身体は一気に硬直した。
大声を上げて徹の胸元を掴むリュウ。それを止めようとしている翔平。
そして床に倒れている2人の男。
意識あんのか分かんない…、だって…動いてない。
硬直してあたしの足が動かない。
何してんの…、リュウ。
立ち尽くしているあたしに気付いたのか、翔平は勢い良くあたしに駆け付けてきた。
「恵梨菜ちゃん!!リュウを止めさせて…、頼むから」
翔平はあたしの右腕を掴んで前屈みになって荒れた息を整えようとする。
翔平の顔は所々、切れてて血が滲んでいた…
何か分かんないけど目の前のリュウは徹と争っていて…
立ち尽くしているあたしに、
「リュウを止めんのは恵梨菜ちゃんしかいねぇんだよ!!」
翔平から聞いた事もない怒鳴り声であたしの身体は飛び跳ねハッと我に返り、思わずあたしは叫んでいた。
「リュウ!!」



