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バチン…
目の前の女の手があたしの頬に飛んできた。
「何すんだよ!!」
吐き捨てるあたしの言葉など除外で数人の女達が、あたしの髪を掴んで冷たい目つきで吐き捨ててくる。
「あたしの彼氏に話しかけてんじゃねぇよ」
「てめーの彼氏なんて知らねぇよ」
「可愛いからって調子乗ってんじゃねぇよ」
「離せよ!!」
あたしの言葉など関係なく女達は、あたしに剣幕を立ててくる。教室に戻ると自分の居場所すらなくなるぐらいに、あたしの存在する場所すらなくなる。
唯一、頼れる彼氏と言う一人の存在ですら、あたしを見放し助けようともしなかった。
「ねぇ、何処行くの?一緒に居てよ」
「うっせぇな!!行くたび行くたび聞いてくんじゃねぇよ」
暴言を吐き捨てて、あたしの身体に青い痣をつくっていく。
乱れた服も、乱れた髪も、あたしと言う存在を消すだろう…
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