「やっぱりさ…」
暫く経った後、美沙の小さな声が聞こえ、あたしは前に目を向ける。
「やっはり恵梨菜は不安なんだよ…」
「…は?」
「誰かが側に居なきゃ不安なんだよ。だからまたタバコに手は伸びてるし…、それが悪いって言ってるんじゃない。
今まで黙ってたけど恵梨菜、薬飲んでるでしょ?学校でもあたしに隠れて飲んでたよね?」
きっとそれは頭痛薬の事だろう。
でも、不安の意味が分かんない。
あたしは灰皿にタバコを揉み消しながら「不安って、何だよ…」と小さく声を漏らす。
「だって、そうじゃん!!恵梨菜の精神おかしいよ!それをずっと今まで止めてたのは神崎先輩なんでしょ?」
美沙は張り上げた瞬間、ハッとし慌てて目線を下に向けていく。



