「お腹空いたから付き合って」
そう言って美沙はあたしの腕を掴んだまま歩いて行く。
足がもつれそうになる…。重心が何処にあるのかも分かんないぐらいにふらつく。
リュウ…
あたしの事は、もう忘れたのかな…。
だよね?あたり前だよね…
どうしよう…。
リュウを見ると、やっはりリュウへの想いが膨らんでくる。
あたしが…、
あたしから別れを選んだ道なのに…。
「すみませーん。ナポリタンのパスタ2つね」
近くのファミレスに入り、美沙は店員を呼び付けて注文をする。
「あたし…、いらない」
美沙が言った後、速攻返すあたしに店員は少し戸惑った表情をし、あたしと美沙を互いに見る。
「駄目っ!!食べなきゃ」
美沙は声を張り上げて、店員に向かって「2つね」と言って微笑む。
店員が承諾をして姿を消すと美沙は水の入ったグラスを手に取り口をつける。



