さっき見たリュウの顔が頭から放れない…
あの中にいた誰かがリュウの女なんだろうか…。
でも、もうあたしには関係ない。
もう、とっくに終わってんだ。
リュウはあたしを見てすぐに避けた。それがリュウからの答えなんだろう。
もう…、
他人のように…。
「恵梨菜…、入れるよ?」
達也から囁かれた声にハッとし、「…うん」と静かに頷く。
そう頷いたつもりだったのに達也はあたしの身体に触れていた手を離し、ベッドから下りた。
…―え?
その行動に一瞬あたしの身体は止まり、暫く経った後チラッと達也を見た。
「…た…、つや?」
ズボンを履いている達也に小さく呟くと達也は「帰れ!!」と冷たく吐き捨て、床にあったあたしの服を投げ捨ててきた。
「…え?」
パサッと音をたてた服はあたしの顔の上に落ち、それをあたしは手で除ける。



