涙の欠片


「今日、話してた女、友達?」

「……うん」

「そっか。良かったな」


そう言って一馬はフッと優しく笑った。

あたしはこの笑顔に何度、影で支えられてきたんだろうか。

一馬にも結構、迷惑かけてんだよね…、あたし。

ホントあたしはまだまだ子供だ。人に迷惑かけないようにしてんのに、結局はいつの間にか迷惑かけてる。


ホント最低だ。

愚かすぎてもう何も言えない…



その日から一馬はあたしをずっと送ってくれた。

リュウといた時も帰りだけは必ず送ってくれてた。


“疲れきった顔したまま歩いて帰ってて、途中でぶっ倒れたら困る”って言って必ず送ってくれた。