次の日は始業式だった。
でもあたしは行く気にはまったくなれなくて、ただひたすらリュウの隣に居てリュウの手をずっと握っていた。
ここ数日間、リュウが目を覚ます事もなくあたしも全然寝られなくて頭痛薬も何個か飲んだけど、全く利かなかった。
リュウの姿を見てベッドに顔を伏せて暫く経った時だった。
リュウの指がピクッと動きあたしの身体は一瞬にして飛び跳ね身体を起こす。
「リュウ!!」
あたしの大きな声でリュウは微かに目を開けていく。
「リュウ聞こえる?分かる?あたし分かる?」
リュウはあたしの声に軽く頷き、リュウの唇は微かに動く。
だけどあたしには全然分からなくて、もう一度声を掛ける。
「えっ、何?何なの?」
微かに開いた目と少しずつ動く唇の所にあたしは耳をもっていく。
「……え………りな」
途切れて擦れたリュウの声に思わず涙が滑り落ちた。
「良かった…」
あたしは深く息を吐き、慌ててナースコールを押した。
押してすぐに看護師と医師が駆け付け、あたしは痛々しそうで苦しそうなリュウの姿に顔を顰め暫くした後、病室を出た。



