涙の欠片


おわり終えた後、鞄を抱えて階段を下りる。

そこに脱ぎ捨ててあるブーツを手に取り履こうとした時足の裏に痛みが走りだした。


「痛…ッ…」


足の裏を見てみると冷たさであかぎれができて所々から血が出ている。

もう足はカチカチで凍っているみたいになっていて手の体温すらもう何もない。


…痛い。
…痛い。


だけどあたしは負けない。


そのままブーツを履かずに手に持ち、あたしは道路添いまで歩いた。

携帯を取り出しパカッと開けると7:28と映し出される文字とともに不在のマークが目についた。

着信履歴を開けると徹と翔平の文字で埋め着くされている。

そのまま携帯をパチンと閉じ、あたしは道路に目を向ける。