「もう帰ってよ!!」
ドアに凭(もた)れ掛かってたリュウの身体を押し払いあたしはドアを勢い良く閉め、そのまま階段を駆け上がりベッドに倒れ込んだ。
まだ、リュウの事は信じられない。
あたしはリュウの何なのか分かんない。
本当にリュウとあたしは付き合ってるんだろうか…。
あらゆる不安と苛立ちが心の底から込みあがってくる。
布団に潜り込んで、時計の秒針の音だけが自棄に耳に入り込む。
時間だけが過ぎていって、どれくらいの時間が経ったのかも分からなかった。
あたしは一度起き上がって部屋の電気を点け、ベッドに寝転ぶ。
壁に掛けてある時計の針は22:15を指していた。
リュウが来てから3時間が経つ。
あたしはそのまま布団に包まったまま天井と向き合った。
暫く経って床に転がっている携帯が鳴り響き、その音を聞きながらあたしは天井を見続けた。
一度切れてまた鳴りだす着信音。
そしてまた切れては鳴りだす。
あまりのしつこさにあたしはベッドから降り床に転がっている携帯を取りパカッと開けた。
着信音とともに映し出される文字。
…―――翔平。



