1週間が経ち世間中が騒ぎまくってた年も明け、冬休みも終わろうとした時、家のチャイムが鳴り響いた。
夜7:00。
いつもなら母と聖梨香は家に居るのに、この日2人は出かけていて父もまだ帰ってきていなかった。
鳴り響くチャイムに何も思わず玄関に向かって行きドアを開けると息を切らして立っていたリュウがいた。
リュウを見てすぐ、あたしの手は思わず動きドアを閉めようとした瞬間、リュウの手によって阻止されリュウは何も言わずに咳き込んだ。
「何?」
そう冷たくいい離すと「ごめ…」とリュウは小さく小さく呟く。
「リュウと話す事なんて何もないんだけど」
「ごめん…」
「帰って」
あたしがリュウを睨み付けて言うと、リュウはただ息を切らして何度も咳をし、むせ返る。
額からは汗が出ていて、何度も“ごめん”と言うリュウに苛立ちあたしは冷たく言い離す。
「リュウの事、まだ信じられない。だから帰ってよ」
「ごめ…」
「ごめんじゃ何も分かんないじゃん!!」
心の底から張り上げるあたしにリュウはいつもみたいに何も言い返しては来なかった。
冷たい目も、冷たい声も出さずに、ただずっと咳こんでて“ごめん”しか言わなかった。
そんなリュウに嫌気がさし、あたしは声を張り上げた。



