涙の欠片


こんな事で怒ってるあたしって馬鹿なんだろうか。

だけど、何をどう信じていいのか分かんない。


もう何もかも嫌。

何も考えたくない。

考えたら余計に頭が痛くなる。


次の日、あたしの携帯に知らない番号から電話が掛かり、何気なくボタンを押して出たらリュウだった。

だけど、あたしの親指は勝手に電源を押していてリュウの話も何も聞かずにあたしは切った。


話したくない。

話す事なんて何もない。


リュウの言い訳も、リュウの謝る姿も、リュウの顔も何も見たくない。

その日からあたしの携帯にはリュウから何度も着信があった。

でも日が経つうちに電話すら出にくくなっていて、あたしはリュウの電話には1回も出なかった。

出ない所為かリュウはあたしの家にも来た。


母が呼びに来ても布団に潜り込んで聞こえてないふりをし、睡眠薬に頼って何も耳に入れないようにと、とにかく深く眠りについた。