「何て言うか、あたしと恵梨菜ちゃん少しだけ似てるんだよね…」
「…あたしと?」
恐る恐る目を向けると麗さんはコクリと頷いた。
「あたしと翔平は幼なじみだから昔から仲良くて馬鹿みたいに騒ぐ仲だった。その分、翔平には何度も助けてもらってる。あたしも同じ学校だったんだけど、リュウと出会ったのは高1の時だった。
翔平と屯(たむろ)ってる時に初めて会って、翔平とは全然タイプが違ってて見ただけで怖かったし…、でもまぁ、あたしもそれなりに話す仲になってた。
高2に入ってすぐ、あたしに彼氏が出来てさ初めは浮かれてて翔平に言ったら“自慢かよ”って呆れながら笑ってたけどリュウは何も言わなかった。
でも夏に入った途端、いきなりリュウに“やめとけ”って言われたんだ。
今まで何も言わなかったのに“何、急に言ってんの?”って感じでさ、その後、翔平に愚痴ったら翔平もいい顔はしなかった…。
でさ、冬頃にあたし妊娠したんだよ…」
麗さんは手に持っていたリンゴを皿の上に置き一息吐く。
そんな麗さんの姿に思わずあたしは目線を逸らした。



