「おい、恵梨菜?」
「痛い」
あたしは下腹を押さえながら布団を頭まで引っ張り上げ、その中で包まって痛さに耐える。
「どうした?」
床に座りあたしの身体を揺すって問い掛けてくるリュウの声も無視して、あたしは布団に潜り込んだまま下腹を押さえ続ける。
「…恵梨菜?」
時間が経つごとにリュウの焦る声と、だんだん痛みが悪化していき我慢しきれなくなったあたしは布団をはぎ取りリュウの腕を力一杯に掴んだ。
「……たい。痛い…」
「何処が?」
「ここ」
小さな小さな声を出し、あたしは下腹を押さえる。
「お腹?」
「違う!!子宮。痛い…痛い…」
「…え?」
リュウは小さく声を漏らし一瞬固まった表情をあたしに見せた。



