涙の欠片


その日からリュウに言われた通り、薬の量をあたしは守った。

守ったって言っても、多く飲む時と全然睡眠時間は変わんなかった。

ただ、あたしが多く飲むと凄く眠れるって思ってただけだった。


自分のコントロールがおかしくなってて、もう何も分からなくなっていた。

リュウのマンションに何度か行き、隣にリュウが居るだけで安心し眠れた日も何回かあった。


だけど、愛する事が深すぎて身体を重ねるだけで落ち着いて周りが何も見えなくなった時、その過ちがあたしを狂わしていた。


刻々と日は過ぎ11月に入った時、あたしの身体に異変が起きた。



「…痛…ッ」


夜10時半。リュウのベッドで寝転んで雑誌を見ている時、あたしの下腹がチクチクと痛みだし手に持っていた雑誌が下に落下した。