「ごめんな…」
そう言ってリュウはあたしの頭を優しく撫でる。
リュウの所為じゃない。
あたしはリュウと出会ってからいっぱい助けてもらったし、リュウが悪いわけでもないしリュウの所為でもない。
ただ、色んな不安が積もるから、あたしの手が勝手に薬に向かってて…、それがリュウと居ると辛いからって事にはならない。
好きだから不安になってて…
好きだから想いたくて…
昔から薬を使って落ち着く事しか出来ないあたしは、はっきし言ってどうしたらいいのか分からなかった。
リュウの所為じゃないのに、あたしはその言葉を口に出す事すら出来なかった。
全然、口が開かなくて何をどう言ったらいいのかすら分からなくて、ただ俯く事しか出来なかった。
「薬の量は守れ」
「……ん…」
俯くあたしの顔の下にリュウの顔が入り込み、そっと唇を重ね合わした後、リュウは強くあたしを抱き締めた。



