「ごめん…。ちょっと話したいんだけど」
「えっ…、あっ。あ、…うん」
沙織は焦っているのか戸惑っているのか分からないけどゆっくり頷きあたしを見つめた。
「えっと…、ここじゃ嫌なんだけど」
あたしが周りを見渡しながら言うと沙織はゆっくりと立ち上がって天井に向かって指差す。
「屋上行く?」
屋上は…ダメ。
一馬がいる。
だからと言って中庭なんて絶対に駄目。体育館の裏だって絶対駄目。
いつ、リュウと翔平が来るか分かんない。裏道があるから…
「屋上はちょっと…」
「じゃあ、第2校舎の裏に行く?そこだったら人居ないよ?」
「じゃあ、そこで…」
沙織にそう言われ、あたしは校舎の裏へ向かった。



