涙の欠片


次の日、重い身体のまま学校へ向かった。

すっきりしない頭と痛み。

リュウの事を信じてないわけじゃない。

でも、リュウの全てが気になって、リュウの事が好きだから気になって…

昼休み、あたしはたった唯一聞けるであろう人の前に立った。


「ねぇ…、ちょっといいかな?」


机に顔を伏せていて、その机をポンポンと叩く。

それに気付いた沙織は顔を上げあたしを見た途端、凄く凄く驚いた表情をして目を見開いた。

ポカーンと口を開けて、ただただあたしをジッと見て言葉を出そうともしない。

まぁ、当然の事だろう。

沙織が謝ってきて以来、あたしは沙織とは一言も話してないんだから…

でも今のあたしは沙織を頼る事しか出来なくて…。