すぐに戻ってきたリュウはあたしの足から出ている血を拭き取り消毒液をかける。
「いたっ…」
ズキンとくる痛みで顔を顰(しか)め、あたしはふくらはぎを強く握り力を入れる。
「病院行くか?」
首を振るあたしにリュウはあたしの身体を抱き締める。
「俺の所為でごめん…」
小さく擦れたリュウの声に思わず涙が込み上げてきた。
しばらく、あたしを抱き締めた後リュウはあたしの足を手当てしてくれた。
リュウが出て行った後、あたしはスウェットに着替え左足を少し引きずりながらベッドまで行き布団に潜り込んだ。
潜り込んでどれくらい経ったかなんて分からない。
ただ、凄い時間は経ったと思う。
覆いかぶさっていた布団をはぎ取り辺りを見回すと薄暗い部屋の中、あたしの隣にはリュウは居なくて床に寝転んだままリュウは目を閉じていた。
その光景を見て、あたしの瞼は自然的に閉じていた。



