風呂に入って、頭も身体も痛いぐらいに洗ってシャワーを出したままタイルの上に座り込んだ。
足の裏のキレた痛みなんてもう分からない。
ただ、流れ落ちていく血にまた吐き気がしてきた。
頭がガンガンする…
さっきの出来事がフラッシュバックしてきて気持ち悪い…。
上から勢い良く出てくるシャワーに打たれながら足から出てくる血に目眩がした。
頭が壊れそう…
クラクラする…
もう何もかも嫌…
神経がおかしくなりそう…
あらゆる何かに犯されたみたいに頭に痛みが走る。
ガラッ――…
と風呂のドアが開く音がしてすぐ「恵梨菜!!」と、リュウの声が飛び込んできた。
「お前、1時間も何やってんだよ」
リュウはキュッと蛇口を捻ってシャワーを止める。
1時間も経ってたんだ…
時間の感覚が分かんない。
何もかも分かんない。
分かんない…
リュウはバスタオルをあたしの身体にかけグッと抱え込み脱衣所にあたしを移す。
「おいっ、恵梨菜!!」
激しく肩を揺すられる揺れでハッとし、リュウを見つめる。
リュウは深く息を吐き出し、あたしの頭を軽く撫で脱衣所を出た。



