「楽しいですか?」
「んー…。って言うか邪魔な客はしょっちゅう来るよ」
笑いながら話す麗さんに首を傾げると同時にあたしの目の前にモンブランとミルクティーが置かれ、麗さんの前にチーズケーキとコーヒーが置かれた。
「邪魔な客って誰ですか?」
あたしはミルクティーにストローを差し、カラカラになっていた喉に流し込む。
「翔平と徹だよ。この2人は常連客だよ。あとそのツレね…。」
苦笑いしながら麗さんはスプーンを持ち、チーズケーキをすくい取って口に入れる。
“おいしー”と言って麗さんはあたしに目を向けてうっすら微笑んだ。
そんな麗さんを見て、あたしもモンブランを口に入れる。
「翔平達、そんなに行ってるんだ…」
「よく来るねぇ…。うるさいし、よく飲むし、たまり場だし。だから、翔平と徹には送り迎えしてもらってるの」
「そうなんですか」
「その前は、パチンコでバイトしてた。ほらリュウがよく行ってる所ね」
「え、そうなんですか?」
麗さんはコーヒーを飲みながら軽く何度か頷き「リュウ。パチンコ好きだよねぇ…」とうっすら笑いながらあたしに目を向ける。
「そうですね」
「だってリュウ、居酒屋に来てもすぐパチンコに行ってたもん。いつも行く所、よく出るんだって」
笑うあたしに麗さんもクスクス笑った。



