「寝れたか?」
「うん。凄く…」
思った事を口にするとリュウはフッと笑い上半身だけ少し起こし、あたしに覆いかぶさるようにしてあたしを見つめてきた。
そのままリュウの顔が下におり、あたしの唇と重なり合う。
軽く優しいキスを交わした後、リュウはギュッとあたしを抱え込んだ。
「お前さ、どうせ勝手に家出て来たんだろ?」
「…うん」
「親、心配してんじゃねぇの?」
「してないよ。学校さえ行ってれば何も言わない」
「なんだそれ…」
リュウは軽く笑いあたしの髪に指を絡ませる。
自分でも驚いた。
人の体温が温かくて深く寝れた事。
人の体温じゃなくてリュウの温もりだったからこんなに寝れたんだと思う。
こんなに寝れたのはいつぶりだろう。
あたしはリュウに頭を撫でてもらうなかボーっと天井を眺めていた。
それどころか何でリュウは一人で住んでんだろう。
一つダブったとは言え、まだ高校生だ。
なのにどうして…



