左手であたしの後頭部をギュッと抱え込み右腕であたしの背中に腕を回し、その温もりに思わずあたしの左腕がリュウの背中に回っていた。
重なり合った唇は離れる事なくリュウの激しさにあたしの甘い吐息が漏れる。
暫くして唇が離れるとリュウはギュッと引き付けるかのようにあたしをきつく抱き締めた。
…リュウが好き。
リュウじやないと駄目。
「……リュウ?」
「うん?」
「リュウ…。好きだよ?」
小さく呟くあたしにリュウはフッと笑いあたしの頭を優しく撫でる。
「もう寝ろ」
耳元で囁かれた声にコクンと頷きリュウの体温に身を預けながら目を瞑った。
あたしの背中にリュウの右腕が触れる感触が凄く温かくてリュウの寝息が聞こえてくる。
隣に居るってだけで凄く安心して心が温まっていく。
時たま浅い眠りから何度も目が覚めてもリュウはあたしに背を向ける事なく、ずっとあたしの方を向いててくれた。
ほんの些細な事があたしにとったら嬉しくて思わずリュウの背中に左腕を回しギュッと身体をくっつけリュウの胸に顔を埋めた。
それに気付いたリュウは「…ん?」と声を漏らし、あたしの頭をゆっくり撫でその腕は背中まで落ちる。
あたしはその温もりとともに朝まで目を閉じた。



