涙の欠片


3回…

4回…


なり続く呼び出し音を耳にしながら何て言うおうか考える。

暫く経っても繋がらない電話にため息をつき耳から離した時、「…恵梨菜?」と通話口からリュウの声が漏れ、慌てて耳に押しあてた。


「あっ、うん」

「どうした?」

「えっと…。話があって…今どうしてるかな…と思って」


しどろもどろになりながら言ったあたしの耳には時たま激しい音が聞こえてくる。


「あー…、今パチンコに居る。あの恵梨菜が良く行くコンビニの近くの所の。つーか今、丁度いいとこだから終わったら家に行く。着いたら電話すっから」

「うん」

「わりぃな」


電話を切った後、暫くの間、携帯の画面を見つめていた。

会って何て言えばいいの?

会って何話せばいいの?


どうしょうと言う反面、リュウに早く会いたいと言う気持ちが胸の奥から込み上げてきた。