【直樹 side】 永遠(とき)が 経つのは 早くって… 気付いたら 俺は 大学3年の 春を迎えようとしていた 風に揺られて花びらが 舞いあがっている… 綺麗な 桜並木… フッと 2年前のあのことが 頭の中に過ぎった 恭平から 真実を聞かされた優姫菜… あの時の 悲しい 優姫菜の表情が 今でも 忘れられない…