【恭平 side】


俺の 過去…
あまり イイ思い出なんてない



むしろ…
俺が 物心ついた時には
いつも 母さんは 泣いていた…



毎日のように 響きわたる
オヤジの 怒鳴り声…


俺は 怖くて
毎日 布団の中に うずくまってた…



どうして…どうして…
オヤジは 母さんを
蹴ったり 殴ったりするのだろうか…


母さんを 守ってやれない悔しさで
俺の枕は 朝になると 濡れてた




そんな ある日だった…