「さっき、俺 エリちゃんの事は
一人の女性として見てる
って 言ったけど、
それは本当の事だよ。
だけど……俺自身が
エリちゃんの前で
一人の男として
居られてないと思うんだ…。
俺もこんな年だしさ、
かっこ悪い所とか
見られたくないし
良い年して エリちゃんみたいな
若い女の子に
好きだ なんて
言っちゃいけないと思ってた。
それなら 父親のような
立場で居た方が
いいんじゃないか?って
思ってたんだ…。
俺が《父親の姿と重ねてないか》
って
エリちゃんに聞いたけど…
あれは 自分自身
そうであった方が
楽なんじゃないかって
気持ちがあったからなのかも
しれない。
けど…エリちゃんの気持ちを
聞いて わかったよ。
俺、エリちゃんから
逃げてたんだな…って。
自分に正直になるのが
怖かったんだと思う…
でも エリちゃんが
本気で俺の事を
思ってくれてるんなら
俺も正直になるよ。
俺も……
エリちゃんが好きだよ。
こんな年で こんなこと
言うのは 恥ずかしいなぁ…」