翌日


午前5時


私のケータイが
鳴った。


私は 仕事を終え
帰宅し
やっと眠りに
入った頃だった。


『もー…誰よ…
こんな時間に…』


眠たい目を
こすりながら
ケータイを
手に取った−−−


その瞬間


一気に目が覚め


全身の血の気がひいた−−


…かずやからだ…!!


何か

とてつもなく

重大な事が

起こったんだ…と

一瞬で悟った−−


『もしもし、かずや!?
どうしたの!?
何かあったの!?』

「エリ…
エリ・・・
どうしよう…
父さんが…
いなくなったって
今…病院から
電話きて…」