そんなフランクを見たミルーラは、 ハッとして 思わずフランクの背を声のする反対側へと押し出していた──… 「早く、行って」 フランクは、瞳を見開いた。 それは、 「"外"の世界に逃げて──…」 体の奥から絞り出すような声だった。 フランクは、ミルーラを数秒見つめた後。 何も言わずに駆け出した。 ───…まるで、 何もかもから逃げ出すように──…