「結局、運命の人に逢えなかったわ」 ソフィは、ムスッとして言った。 「ソフィ様が話しておられた夢の中に現れる方の事ですね?」 「ええ、そうよ」 「キルト様ではないのですか?」 「………分からないわ」 「どうしてですか?」 ソフィは、うーんとうなり声を上げてから 「だって、夢の中に出てくる人がどんな顔をしているかよく覚えてないんだもの」 と混沌として言った。