満月の夜に想いを馳せては、




流れ星を探すから


どうか叶えて────…






「………はい」

ソフィは、大粒の涙をポロポロとこぼしながら小さく頷いた。




幼い2人の指切りを──…




"─────…キルト"

とキルトの脳内で、幼い少女が微笑んだ。




"また、遊んでね"

"うんっ!"



"指切りげんまんだからね──…"




〜ガラスの玉座・fin〜