────…私は、 あのままジェオルド王子に城の中へと引きずり込まれて大きな門の前にいる。 馬車から降りたときは あんまり考えなかったけれど ナタナエル城は、やっぱり世界一というだけあって キルトのいる城の五倍の広さはあり、 スクルジア城の七倍くらいはある.. 何故だか悔しいわ。 ソフィは、顔をしかめた。 「………さて、ここが玉座。どうぞお入り下さい、姫」 ジェオルドは、ソフィの前で 上品に体を折りにっこりと微笑んだ。 「………」 なんだか気にくわないわ… この方の笑顔は..