恋 時 計 ~彼はおまわりさん~




良い考えってなんだろう……。


夕食を食べながら考えてる私は、なかなか箸がすすまない。



「美樹、どうかしたの?」

「ううん、なんでもない。後でちょっと出かけるね」

「出かけるってどこに?」

「智子の家に行ってくる」

「そう……。お父さんが最近変な事件が起きてるって言ってたから、あまり遅くならないようにね」

「うん、わかった」




お母さんが心配してることにも気づかないで、

私は8時に目がけて図書館に向かった。