外に飛び出した私を、彼は目を大きくして見つめた。 そう、初めからそうだった。 彼と視線が重なった瞬間、私は恋をした。 彼が好きで好きで大好きで 傍にいる時もいない時も大好きで この胸の高鳴りが愛おしかった。 あの瞬間から始まったこの気持ち。 どんなに時が経っても、色褪せることない胸の音。 まるで時計のように動き続ける 恋の鼓動。