恋 時 計 ~彼はおまわりさん~





一瞬だった――










瞼を瞑った瞬間、


手の中の銃が消え、

何かが私を埋めた。




その中で聴こえた銃声。


鼓膜を貫通させてしまうような機敏な音が、私は何かに守られ籠って聞こえた。






恐る恐る瞼を開く



目に映ったのは、

包むように私を抱き寄せ、銃を持っている姿。



目の前にあるものを力強い眼差しで見ているおまわりさんだった。