「そうかもな。俺はバカだよ。
親父を親父と思ってない、組織から抜けるなんて嘘をついた大バカだよ。その俺に騙された親父は何て呼べばいい?」
「……秀治」
「親父……。俺さ、最初から親父の銃に弾が入ってないって知ってたんだよ」
え……
弾が入ってなかった……?
「仲間に調べさせてたんだよ。親父は、バカがつくくらいこいつらの事、大切に思ってるんだろ? そんな奴らを撃つわけないもんな」
「頼む……殺さないでくれ……」
浅野さんは悲痛な声を残し、意識をなくした。
そんな浅野さんを鼻で笑った息子。
私は絶対に許せない。
絶対に――。

