「親父、どういうことだ……?」 低い声に、顔を上げた。 私の目の前には、浅野さんの大きな背中がある。 その先に見えるのは、浅野さんが右手に持っている銃を、息子に向けている姿。 浅野さん……。 浅野さんが言った、さっきの言葉の意味がようやくわかった。 『何があっても、絶対に俺から離れるんじゃないぞ』 あの言葉だったんだ。 浅野さんは、私たちを守ろうとしてくれてる。